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喰霊 -零- 第7話 「呵責連鎖(かしゃくのれんさ)」 感想

呵責の連鎖。
闇への螺旋。







悲劇が、加速する――。
『喰霊-零-』第7話「呵責連鎖(かしゃくのれんさ)」感想です。


重い展開でしたので、まずは雑談めいた話から。
冥スキーの私としては、彼女が奈落を殺したのではない可能性に賭けたいところです。いろいろな驚きを用意してくれているスタッフですから、そんな可能性もあっていいと思うのですが…。

特戦4課のトオルとナツキの登場は嬉しい驚きでした。彼らは花束を持って墓参りに行っているようでしたが、それはアオイの墓、なのでしょうか…?アオイが既に故人だとするならば、彼女が悪霊となり、トオルが取り乱し、黄泉が制止するあのシーンは、この時系列でも語られることは無いということでしょうか?


しかしトオルたちに気を取られる暇もないほど、物語は破綻に向かってその速度を上げてゆきます。雑談もここまで。
「呵責」は何に「連鎖」するのか。


神楽が直面したのは、あまりにも重過ぎる退魔師の宿命。悪霊とは言え、親しい人間を殺した自分を責め続ける日々。自分にとって「使命」とは何なのか。「宿命」とは何なのか。友人の問いかけをきっかけに、これまで考えることも無かったであろう問題にようやく向き合います。

自分は何をしたいのか。何になりたいのか。誰もが必ず出くわすシンプルで難解な問い。「使命」や「宿命」のために退魔師となることは言わば「外から与えられた解」であり、自ら導き出した答えではありません。その与えられた解を持ち出すことで思考停止し、ごまかしていては幸せにはなれない…。退魔師になるにしろならないにしろ、それは自ら考えた結果であることが大切。神楽は黄泉の助言もあり、そこに思い至ることができました。


ところが一方で、神楽を「良き姉」として支えてきた黄泉の心には微妙な軋みが。自分に無いものを持っていながら、進むべき道に迷っている神楽への、それはほんの小さな妬み。才能。血筋。良き友人…。無論黄泉も神楽に無いものをたくさん持っていますが、人間の心というのはそう簡単に割り切れるものではありません。今は小さなその心の軋みが、やがてヒビを生み、最後には砕け散ってしまうのでしょうか…。


そんな黄泉の影を感じ、優しい言葉をかける紀之。励まし、励まされるうちにいきおい盛り上がってしまう恋人たちを責めることはできませんが、悲劇の物語はそんなひと時の安寧すら許してはくれませんでした。

奈落の死。

「こんな時にどこを遊び歩いていた」…投げつけられる言葉はあまりに痛く、あまりに残酷。



神楽の「呵責」が「迷い」となり、その「迷い」は黄泉の「妬み」を生む。

「妬み」が呼んだ恋人の気遣いは、最悪の形で「呵責」となり
今度は黄泉にのしかかる。

とうとう始まった負の連鎖。

この連鎖の先に待つものは破滅。

抜け出すことも逃げることもできません。



そう、この期に及んで破滅が回避できるとは思っていません。しかし心のどこかでは、破滅の後にも救いのあるような物語を期待してしまいます。あんなに輝いて見えた彼女たちに二度と光が当たらないなんて、悲しすぎるではありませんか…。



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