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喰霊 -零- 第10話 「悲劇裏(ひげきのうら)」 感想

喰霊 10話 黄泉

愛するものを、
愛を信じて殺せるか







2話につながりました。『喰霊 -零-』第10話「悲劇裏(ひげきのうら)」感想です。


神楽と紀之の生存は2話の感想で予想した通りでしたが、カズキの死と、ラストで助けにくるのが雅楽だったことは予想外。しかしそれよりも印象的だったのが、黄泉が涙を流したこと…。彼女にはまだ泣く心が残っているのですね。

紀之に「殺して」と懇願していた黄泉ですが、あれは挑発でもなんでもなく本心からの言葉だったのでしょう。せめて愛する人に殺して欲しいと。カズキをいたぶったのも、あるいは紀之が自分に刃を向けやすくするための配慮が混じっていたのかもしれません。彼女の悪役然りとした言動全てが、「殺して欲しいから敵になる」というためのものに思えてきます。

神楽への態度もそうです。自分を最後に絶望へと追いやった神楽を憎んでいる側面も、自分に無い才能を持っている彼女を妬んでいる側面もあるでしょう。しかしそれだけではなく、紀之に殺してもらうことのできなかった黄泉は、今度は神楽に殺してもらうべく彼女の怒りを自分に向けさせようとしているように見えます。


黄泉には自らが「死の穢れ」になってしまったという自覚があり、このままかつての仲間たちを傷つけることは続けたくないという想いもあるのでしょう。しかし殺生石によって増幅された負の感情に支配され、死ぬこともできない。心とは裏腹に体は殺戮を繰り返す。あるいは、自らが「死の穢れ」になってしまったという絶望や悲しみまでも、殺生石が負のエネルギーに換えてしまっているのかもしれません。


「愛するものを、愛を信じて殺せるか」

公式サイトのキャッチフレーズですが、これは紀之や神楽が愛する黄泉を殺せるか、という問いかけであることは明らかでした。しかし、黄泉と紀之が対峙したあの場面、愛しているがゆえに相手を殺せないのは紀之だけではなかったはず。黄泉だって、紀之を殺さなかった。「殺す価値も無い」と見捨てたのかもしれませんが、紀之への愛がまだ残っていたために殺せなかったのだとしたら…。

黄泉にこれだけ「人としての心」が残っているとしたら、それは救いなのかもしれません。しかし同時にその心ゆえに起こる葛藤を思うと、いたたまれない気持ちになります。


「私を姉と呼ぶな」

喰霊の中でも特に印象的な黄泉の台詞ですが、これすらも2話とは全く違った聞こえ方がします。あの場面、黄泉は神楽を突き放しているのではなく、「自分には神楽に姉と呼んでもらう資格は無い」と嘆いているのでは…。


そうだとすれば、この痛々しい黄泉を救えるのはやはり神楽しかいないでしょう。神楽に殺してもらうことが黄泉にとっての最後の救いだと言えます。しかし黄泉にいつまでも「心」が残っているという保証もありません。ぐずぐずしていれば、全ては殺生石の負のエネルギーに呑み込まれてしまうかもしれません。

気になるのは、最後の「迷いは全て消えた」という言葉…。黄泉はすでに神楽にも自分を殺せないと悟ってしまったのか。このまま死に場所を探すことすら諦め憎しみに身をゆだねてしまうのでしょうか…。あれも悪役になるための黄泉の方便だと思いたいですが。


残り話数も少なくなりましたが、どのような結末が用意されているのか。原作との兼ね合いも気になるところですが、良いドラマを期待したいと思います。



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