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ライトノベル 「とらドラ スピンオフ2! ~虎、肥ゆる秋~」 感想

とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)
(2009/01/07)
竹宮 ゆゆこ

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5本の短編から成る本書ですが、スピンオフとは思えないほど、そして短編集とは思えないほど、エネルギッシュで濃い仕上がりになってます。






各短編は本編のエピソードの区切り、幕間を埋めるように語られるものも多く、「これがあの話につながるのか!」といった発見もあって楽しめます。


5本の内「虎、肥ゆる秋」「THE END OF なつやすみ」「秋がきたから畑に行こう!」はわりとコミカルで、クセの少ない口当たり。本編は佳境に入ってすっかりシリアスモードですが、そう言えば初期のとらドラはこんな雰囲気だったよなぁと、少し懐かしい気持ちにも浸れたり。

「虎、肥ゆる秋」は終始笑いっぱなしでしたね。実乃梨の「散歩=全力疾走」という認識が無茶苦茶すぎてツボでした。「秋がきたから畑に行こう!」も、大河と竜児の微笑ましい日常と、台風による非日常感が上手くミックスされていて良かったです。


「春になったら群馬に行こう!」「先生のお気に入り」、この2本は本当に濃かった…。読むのにかなりのエネルギーを要しました。


「春になったら群馬に行こう!」で主人公を務めるのは何とあの春田。彼はそのバカっぷりを今回も遺憾なく発揮してくれますが、それだけでは終わりません。春田はバカだけど(いや、バカだから?)、すごく真っ直ぐで、純粋なんですよね。グチャグチャに、ボロボロに傷つきながらも引き返そうとしなかった彼の姿に、思いがけず心打たれました。

一人のバカにとんでもなく難しい問題が降りかかったわけですが、ただのバカだったら潰されて終わりだったでしょう。純粋な春田だからこそあの恋に手をのばすことができたのだと思います。

しかし本編8巻でも思いましたが、なんでゆゆぽ先生は「修羅場」をこんなにリアルに書けるんでしょう。読む人によってはとんでもない地雷ですよこのエピソードは…。そうやって抉られるほどのエネルギーがあるということなんですけどね。


もう一つ濃かった「先生のお気に入り」。タイトルから分かるように、恋ヶ窪ゆりこと独身(30)が主役です。

辛いことがあろうが何があろうが、血ィだらだら流していようが内臓飛び出ていようが、生きなきゃいけないんですよね、人間ってのは。満身創痍かもしれないけれど、立って歩いてるのではなく這いずってるのかもしれないけれど、それでもしっかり進んでいる彼女の姿は迫力さえ感じさせます。

毎日を怠惰に送りがちな私にとってはすごく身につまされる話でしたし、彼女に叱責されたように感じると同時に生きるエネルギーももらった気がします。

しかしファミレスのシーン、あのアッサリ感がまたリアルでしたね…。なんでゆゆぽ先生は「修羅場」をこんなにリアルに(以下略


「とらドラ!」シリーズは大河、竜児、実乃梨、亜美、北村の5人を中心としたラブコメ…と言うよりもはや青春ストーリーですが、何も愛だの恋だの悩んでいるだけが青春ではありません。
そして、青春を謳歌しているのはその5人だけでもありません。

そんなことに改めて気付かせてくれる肉厚な一冊でした。本編に勝るとも劣らない読後の満足感はさすがです。



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