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鉄のラインバレル 第18話 「メメント・モリ」 感想

抑圧と反抗






だいぶ遅くなりましたが、『鉄のラインバレル』第18話「メメント・モリ」の感想です。


加藤が世界征服の目的の一端を語ってくれました。

しかし分からない点も多く…。

強いストレスを与えることで対象がより強くなる、あるいは淘汰されるというのは分かる気もします。けれどなぜ強くなる必要があるのか?というのが明確にならないと抑圧の正当性も揺らいでしまうでしょう。「死」という極端なストレスに晒されてまで進化しなければいけないほど、現在の人類は未熟な存在だと加藤は思っているのか?「想像力」を持たない人類の何がそんなに不満なのか?

たしかに現実を見ると世界には問題が溢れかえっています。貧困、人種差別、環境破壊…。加藤はこれらの問題を解決するのに必要なものが「想像力」だと言いたいのでしょうか。それとも人類に「想像力」を求めるのには何か別の目的があるのでしょうか。彼の口ぶりからは窺い知ることができません。

仮にその「抑圧による進化、淘汰」が人類にとって好ましいものだとすると、加藤は自ら望んで必要悪の役割を負っていることになりますが、異世界人である彼がこの世界の人間のためにそこまでする理由は何なのか。加藤が元いた世界で何があったのかが分かれば、自ずと明らかになるのかもしれませんが。

加藤が本当に人類に「抑圧に反抗するエネルギー」を要求しているとすると、彼は反抗の象徴であるJUDAには期待しているはず。もちろん態度ではそれを表しませんが、浩一が加藤の誘いを蹴った時に「想像以上の男だ」と言ったのにはその期待が滲んでいた部分もあったのかもしれません。

加藤の真意が謎のままなので、その一端だけを語られても分かったような分からないようなモヤモヤした気持ちになってしまうのですが、そこは「想像せよ」という制作者からの挑戦なのかもしれません。


浩一は今までで一番熱かったですね。

加藤に反抗する彼の言葉は、彼自身がいじめられていたという体験に裏打ちされているため全く浮いて聞こえません。独りよがりな正義から、弱者のための正義へ。辛いこと、楽しいこと、様々な経験を血肉とし、自分自身の言葉を必死で紡ぐ浩一はカッコ良かったです。


対照的に、矢島の行動は独りよがりなものに見えます。

理沙子のために絵美と浩一を引き離そうとしますが、それは自分が理沙子を好きだから…。自分の想いが伝わらないと分かってしまっているためにこういうことしかできないのでしょうけれど、では浩一と理沙子が結ばれたら矢島は本当に喜べるのか?「理沙子のために」というのが矢島にとっての「正義」なのでしょうが、それは矢島自身が報われないものであるだけにかなり危ういものにも思えます。

そんな矢島に勝負を挑まれた浩一。人類のための戦いと、一人の女の子をめぐる戦い…。全く次元は違えど、同じくらい困難な問題に直面することになりました。浩一は理沙子、そして絵美のことをどう思っているのか、答えを出すことはできるのでしょうか。


加藤と絵美が兄妹だったというのは驚きましたね。絵美が思い出せずに苦しんでいるのはこのことと、父の死のことなのでしょう。


メカ戦闘は控えめだったものの、会話部分の盛り上がりは終盤が近いことを感じさせる迫力でした。まだまだ謎の多い展開で、次週以降も楽しみです。



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