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Phantom ~Requiem for the Phantom~ 第6話 「大火」 感想

すれ違う心
枯れる花







4話の感想で、「ツヴァイは人の心を失いつつある。逆にアインは感情を取り戻そうとしているように見える」と書いたのですが、話はそう単純ではないようで。
『Phantom ~Requiem for the Phantom~』第6話「大火」の感想です。


ツヴァイは先週、殺人マシーンとして自身の心を殺し、無垢な子どもまで手に掛けました。ところが今週はそのことを反芻し、「この手で人を殺し、この手で食べ、そうやって生きている…」等と自分への言い訳のようなモノローグが。言い訳をするということは、良心の呵責があるということですよね。

さらにアインに対しても「任務の意義を考えるのは当然」「死んだ人たちのために誰が祈るのだろう」…等と言ってみたり。殺人の道具ではなく、一人の人間なんだとアピールしているかのような場面が多く見られました。

ツヴァイがこういう心理状態になったのは言うまでもなくクロウディアの影響ですよね。ツヴァイを気にかけるクロウディアの真意は、彼のパスポートを見るときに滲んでいたような個人的な感情によるものなのか、それともサイスマスターとのパワーゲームに勝つためなのか、はっきりとは分かりません。

けれど彼女の思うがままに心を揺さぶられているツヴァイは、何となく頼りなく見えてきてしまいます。アインに対する台詞もツヴァイ自身の言葉というより、クロウディアに「言わされている」感が強かったですし、このまま彼女に飼い慣らされてしまうのでしょうか…。


アインの心も複雑に動いているようです。ツヴァイの瞳が怖い、といった様子はもう見せませんでしたが、花を拾ってきて飾ってみたりと、単なる「殺しの道具」ではあり得ない行動が見られました。

ただ、ツヴァイに対しては「私たちは道具でありさえすれば良い」と言い放っていますし、やはりそう簡単に人としての姿を取り戻すことはできないようです。もっとも、この言葉もどこまでが本心なのか段々分かりにくくなってはきているのですが。

せっかく拾った花が枯れてしまった様子は、息を吹き返すかに思われた彼女の心が任務によってまた死んでしまったことを象徴しているよう。悲し過ぎました…。

彼女の言うように、何も考えずにただ任務をこなすというのはある意味では正解だとも思えます。普通の心理状態では殺しなどできないはずですし、いちいち考え、良心の呵責を感じていたら心が壊れてしまうでしょう。逆に言えば、迷いや雑念を持ちつつも任務を成功させてしまうツヴァイは、実はかなり異常な精神状態にあるのかもしれません。

アインの心を殺したのはサイスマスターですが、彼はまたアインの心を微妙に揺さぶっている気もします。彼の変態的な言動に付き合うことに疲れ、飽き、そこから自身の在り様への疑問が生まれているとしたら皮肉です。彼だけではなく、ツヴァイやクロウディアに心乱されている部分もありそうですが。


二人の心の「殺しの道具としての部分」と「そうでない部分」とが微妙な加減で行ったり来たりを繰り返し、直線的で安易な展開になっていません。良い意味で先が読めないので興味深く見ることができています。今週大きく塗り替えられたマフィアの勢力図と、インフェルノ内部のパワーゲームが、アインとツヴァイをさらに揺さぶることになるのでしょうか。



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