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ライトノベル 「ナインの契約書3 -Sympathy for the devil-」 感想

ナインの契約書〈3〉―Sympathy for the devil (MF文庫J)ナインの契約書〈3〉―Sympathy for the devil (MF文庫J)
(2009/05)
二階堂 紘嗣

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初の長編にして完結編。
程よい緊張感で楽しませてくれた「ナインの契約書」第3巻の感想です。






人間界で探偵事務所を営む悪魔の少女・九(いちじく)は何かと人間に肩入れしがちだったが、悪魔の中にはそれを快く思わない者もいた。一ニ三(ワルツ)という少女もその一人。彼女は5人の人間を巻き込み、九にデスゲームを仕掛ける―!


2巻まで短編集として刊行されてきた「ナインの契約書」シリーズですが、冒頭にも書いた通り3巻は長編、一冊で一つの物語となっています。前巻の感想で「ちょっとマンネリかも」と書いたのですが、それを解消するためにこういう手を打ってくるとは驚きましたし、新鮮な気持ちで楽しめました。緊張感のある空気は維持してくれていましたしね。

今回は作中の言葉にもあったように映画「SAW」等と似た方向性のシチュエーション・スリラーの装いとなっていますが、そこでのスリリングな攻防に本格的に期待すると肩透かしを喰うかもしれません。個人的には「爆弾椅子の部屋」はハラハラしつつ楽しめましたが、「アイアンメイデンの部屋」は微妙な決着に思えました。

もっとも、そうした部分とは別の見所も。
登場人物の一人が直面する“生”と“死”双方への欲求という描写は相変わらず生々しく、とても印象に残りました。死が放つ甘美な香り、生からの解放という誘惑、それを巡る暗い衝動と葛藤、さらにはそれでも生きることの価値と強さ…こうしたものを自然体で生々しく描く姿勢は前巻から変わっていないように思いました。


「ナインの契約書」シリーズは3巻で完結ということでやや物足りない感はあります。
ですが人間の暗部に斬り込む際のこの作者の筆は鋭いものがあると思いますし、そうした持ち味をを活かした次回作が出てくれるなら是非また読みたいと思います。



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