スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東京マグニチュード8.0 第11話(最終話) 「悠貴へ…」 感想/総評

もうね、分かっていても涙と鼻水が止まらないわけですが。






『東京マグニチュード8.0』、まずは最終話「悠貴へ…」の感想から。


実は前話の引きには少し不満がありました。

悠貴が亡くなっている事は特に驚きではなく(衝撃展開も引っ張りすぎれば大抵想定の範囲内になってしまう)、彼の死を受け入れられず一人彷徨う未来の姿がひたすら悲しく、痛々しかった。けれど悠貴が実は死んでいると姉に告げたときの演出は悲しさではなく恐怖や不安を煽るもので、既にそういう感情を通り越している私自身と、作中の空気にズレを感じてしまったのです。


そんなわけで今週も上手く締めてくれるのだろうかと少し不安でしたが、全くの杞憂だったよう。

遂に悠貴の死に向き合う未来の苦しみ、それでも最後の最後まで一緒にいようという優しく切ない展開、訪れる別離の時、両親との再会。塞ぎこむ未来と見守る両親、真理の訪問、悠貴からのメール、誕生日プレゼント…。

もう何連コンボか分からないくらいの泣き展開の連続で、ハンカチを用意する間も無いほどでした。音楽他、寂しさや悲しさを引き立たせる演出もこちらの気持ちとしっかりシンクロしてくれていましたし。これだけ濃厚なのに詰め込み感も駆け足感も無いのは見事。


最後は1話の時よりも柔らかい表情の未来が。家族の絆をしっかり描き、泣かせた後にはしっかり温かさ、前向きさも感じさせてくれる良いラストでした。とても心に残る最終回となりましたよ。



◆総評◆

人と人との絆、取り分け家族の絆を正面から扱った温かい感動作だと思うのですが、そのテーマがメインとなって迫ってくるのがラスト3~4話のことだったというのが実に惜しい。


もちろん、1話の時からそのテーマはかなりしっかりと描かれていました。ただ序盤から中盤にかけては、大災害をスペクタクルに描くシーン、あるいはワンセグ・携帯トイレ・無人救助ロボといった危機管理ネタも多く見られました。姉弟の関係“以外”の見所を盛り込んでしまったために、結果としてやや焦点がボヤけてしまった感があります。


危機管理ネタを扱った啓発アニメとしての側面は評価されるべきかもしれません。これまで深夜アニメに縁が薄かった層にも受け入れられやすいという良い効果もあったでしょう。

ただそうしたリアルな題材と、特に序盤の緊張感の薄い人々の描写、死人も怪我人もほとんど映さないような甘い描き方は上手く融合できていなかったようにも感じます。そのミスマッチ感は中盤過ぎまで残ることになり、作品全体の雰囲気がいまいち安定しないなという印象を受けました。


無理を承知で言わせていただけるなら、諸々の描写をもっと姉弟の絆の部分に集中させ、枝葉の部分を減らした上で、全体を6~7話で構成すればもっと濃密で面白い作品になったのではないかと思うのですけどね。いや、だから無理は承知ですってば(汗
ひょっとすると劇場版向きの作品だったのかな…。


未来のキャラクター描写は秀逸でした。
悠貴に八つ当たりしたり、家族と距離を置きたがる様子など、思春期特有の感情や行動がかなり説得力ある形で描かれていたと思います。そうした土台があったからこそ、彼女が成長し、弟を大事に思うようになる展開に感動できたのですよね。


良いところも目立つ佳作だったと思いますが、それだけにいろいろと惜しい、勿体無いという印象もあります。ともあれ、最後に泣かせてくれたスタッフ・キャストの皆さん、ありがとうございました。

記事を読んでいただいた方々もありがとうございます。来期ノイタミナ枠は「空中ブランコ」ですが、面白い作品になってくれると良いですね。



↓クリックしていただけると励みになります!
にほんブログ村 アニメブログへ
■コメント
■コメントの投稿
コメントありがとうございます。アニメの記事について、原作のネタバレなどアニメ本編で明かされていない情報の書き込みは控えていただくよう、お願いいたします。


管理者にだけ表示を許可する

 

■トラックバック
いつもお世話になっております。TBの多重送信、誤送信は気付き次第こちらで対応いたしますのでお気になさらず。

東京マグニチュード8.0の最終話を見ました。第11話 悠貴へ…苦難の道のりを経て自宅に帰り着いた未来だったが家には誰もおらず、悠貴のことを思っていた。すると、母親が帰って来て、必死に未来に駆け寄り、身体を力いっぱい抱きしめ、涙する。「ママ…っ…」未来が母と...
第11話『悠貴へ・・・』悠貴の家族に対する想い、お姉ちゃんへの想い…そして未来の側の悠貴への想いには…泣けてきました……でも。。。えと、まずその泣けた方から書こうかな…。純粋に今回の話に入り込めば、確かに胸にきたんです。悠貴がいかに家族が大好きで、お姉?...
「おねえちゃん、大好き・・・」
東京マグニチュード8.0 【初回限定生産版】 第1巻東京マグニチュード8.0第1巻【Blu-rayDiscVideo】第十一話「悠貴へ・・・」(終)ようやく到着した自宅。久しぶりの家族との再会。地震で多くを失った未来は心に空白を抱えたまま、時は過ぎていく。両親に挨拶に来た真...
東京マグニチュード8.0 (初回限定生産版) 第2巻 [DVD](2009/11/25)花村怜美小林由美子商品詳細を見る 歩き続けなきゃ。悠貴が見てる。 「東京マグニ...
東京マグニチュード8.0 第11話「悠貴へ・・・」の感想記事です。 ※この記事は、FC2などの一部ブログへのTB送信が出来ない本館に...
いよいよ最終話 そーいや悠貴死んじゃいましたね・・・ なんか空気重いですorz ゆうきいいいいいいい まあ今さら騙されませんがw 死ん...
悠貴くんがいない(ノ_・。) 未来1人の絵はつらいなあ… なかなか家へ向かえない未来を励ます悠貴くんの思念。 魂になってもお姉ちゃんを思って…うりゅうりゅうりゅ(ノДT) …この時点で悠貴くんの手が半透明になってたり、影がなかったりとつらい描写の連続。 ...
がんばってあるこうね――。 悠貴の幻は、未来が家に帰るまでいっしょにいてくれて。 未来と母の再会を見届けるように消えて行った…。 震...
弟、悠貴との死別。
『ようやく到着した自宅。久しぶりの家族との再会。地震で多くを失った未来は心に空白を抱えたまま、時は過ぎていく。両親に挨拶に来た真理...
「歩き続けなきゃ 悠貴が見てる――」 家族との再会、真理との再会! 真理が持って来てくれた携帯に残されていた悠貴からのメッセージ… ...
最後の最後で泣かされました゜(゜´Д`゜)゜。 正直、最初始まったときは大地震なんて、すごく現実味のある内容だったので、 アニメとして...
[関連リンク]http://www.tokyo-m8.com/第11話 悠貴へ…とうとう最終回悠貴が死んでいたことがわかってしまった未来でもそれでも悠貴に励まされ家に戻るそして親と再会する未来涙しながら抱...
「悠貴、ありがとうね。お姉ちゃんの弟に生まれてきてくれて…」 震災以来、未来が悠貴から教わった事は数え切れない程あるんでしょうね...
「お姉ちゃん・・・大好き・・・」 夜中に大号泣。
東京マグニチュード8.0 最終話 「悠貴へ…」 感想 悠貴へ
東京マグニチュード8.0 (初回限定生産版) 第2巻 [BD] [Blu-ray]クチコミを見る ようやく到着した自宅。久しぶりの家族との再会。地震で多くを失った未来は心に空白を抱えたまま、時は過ぎていく。両親に挨拶に来た真理から、以前投げ捨てた携帯電話を手渡される未来。一?...
東京マグニチュード8.0 公式サイト 『悠貴へ…』 脚本:高橋ナツコ 脚本・構成協力:村田和也 演出・絵コンテ:野村和也作画監督:野崎あつこ 秋谷有紀恵 長谷部敦志作画監督補佐:李美英 レイアウト:菱沼由典 森川篤 袈裟丸絵美 ついに家へ帰ってきた未来(花村怜美)。だ
 力強く、今を生きていくこと。それだけが悠貴からの想い。
さて、いまさらですがこの作品について総括的な感想を描きたいと思いますまずはこの作品東京マグニチュード8.0というタイトルであり、最初にテロップでの注釈など地震のことをリアルに描いてくれるアニメになるのかなぁと期待していた部分がありますその点についてはちょ...
 悠貴の死を思い出してしまった未来。  あの後、レスキューに助けられたものの、樹はどうやら泣き疲れてすっかり母親に抱かれて睡眠中。 ...
女子野球部、小学生には圧勝するようになってた。そして、野球部の人がコウメにプロポーズすると店に言いに来るそこで、コウメが野球をすることをバラしてしまう。そして、お父さん怒る。翌日、試合の日、アキコさんが学校にやってこない。そして、コウメがいってみると、...
ミライ、マカロン日記もって家に帰ろうとするが、ユウキがいないので帰れない。そこにまたユウキがあらわれる。ユウキ、影ない・・・。そして、家に帰る。しかし、家には誰もいなかった。そして、ユウキ成仏する。そこに、ママさん帰って来る。そして、パパさんの入院して...

プロフィール

ソウロニール

Author:ソウロニール

素敵な銀髪少女を求めて今日も二次元の彼方へ。

ブログ内検索

ランキング参加中


にほんブログ村 アニメブログへ

クリックしていただけると
励みになります

カテゴリー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。