スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

よくわかる現代魔法 第12話(最終話) 「TMTOWTDI」 感想/総評

やり方は一つじゃない。






『よくわかる現代魔法』、最終話「TMTOWTDI」の感想から。


妙なサブタイは「There's More Than One Way To Do It」の略、
「やり方は一つではない」ということで、先週から出てきている
「たった一つの冴えたやり方」に対抗するものになっているのですね。
Perlというプログラミング言語を使う際の標語のようになっているらしい。


「たった一つの冴えたやり方」は弓子を犠牲にすること。美鎖としても力を持つものの責務として悩んだ末の結論だったのでしょう。それに対抗するこよみのやり方は、ジギタリスを宿した弓子と友達で居続けることでした。

私はこの作品に「自分の個性とどう付き合っていくか」というテーマがあると思っていて、ジギタリスが「人と違うというだけで虐げられた、云々」と語りだした時には、そらきたぞと思ったものです。

ところが実際にはそうヒネって(?)考える必要は無かったと。
個性もコンプレックスも関係ない、ただ友達として傍にいれば良いという、飾り気も何もないけれど真っ直ぐなこよみの姿が描かれ、不覚にもちょっと感動してしまいましたよ。


異世界への穴からどうして脱出できたのかとか、ホアン最後まで小者だったなとか、よく分からなかったり不満だったりする部分もあります。

ですが先週からの盛り上がりを引き継ぎ、取り敢えず1クールかけて描かれた大きな事件は決着を見ましたし、それなりにまとまった最終回だったのではないでしょうかね。

最後にはちゃんとタライオチで締めてくれましたし。タライが出るってことは、美鎖は未だに味付けをコードに頼ってるのか…。



◆総評◆

とにかく「よくわからない現代魔法」でした。

…というのは言わないといけない気がしたので言ってみましたが、実際には時系列シャッフルが面倒くさかった、設定上の細かいツッコミどころが目立った、という程度で、話の大筋はシンプルでした。
終わった今となっては「よく分からなかった」という不満は感じないかも。


ただ演出の弱さ、メリハリの無さはかなり気になりました。特に戦闘シーンは致命的で、緊張感無くキャラが会話していたり、BGMが盛り上がらなかったり、古典魔法使いが剣のコードしか使わなかったり…。

ストーリー面では、力の意味、個性の意味といった面白そうな題材が見え隠れしていたものの、結局前面に出るということはなく、主題として何を伝えたかったのか分かりにくくなってしまっていました。これだけアッサリ風味であるのなら、0話のように全部ギャグの話で攻めても良かった気がしてしまいます。

こよみ、弓子、嘉穂に聡史郎といった魅力的なキャラがいましたが、その魅力を最大限発揮できていたかというと怪しく、これも演出・ストーリー面が足を引っ張っていたかなという印象です。


という感じで何だか酷評なんですけど、感情的には何故か嫌いな作品じゃないんですよね。むしろ好きかもしれません。これは本当に感情的なモノなので言葉にするのが難しいのですが、このアニメは何か愛嬌があるというか、愛すべき未熟者というか、妙な愛着を感じます。


…うん、管理人の方こそよく分からないとなる前に締めますか。


粗は多いですが楽しめる作品でしたよ、スタッフ・キャストの皆さんはお疲れ様でした。感想を読んでいただいた皆さん、TB・コメントでお世話になった皆さんもありがとうございます。

NOMAD×黒田監督の次回作は「けんぷファー」、面白くなってくれると良いのですが。



↓クリックしていただけると励みになります!
にほんブログ村 アニメブログへ
■コメント
放送が終わってから一気に観たのですが、同じような感想に(笑)
構成やその他に色々難がある作品で、人に勧めるには躊躇しますけど、感情的には好きかもしれないという。

最終回なのですが、美鎖にしても嘉穂にしても、本当の意味で頭が良いですよね。
美鎖は「たった一つの冴えたやり方」を強調しつつも、それは自分に対してだけで、全体ではこよみのやり方も並行させて、必ずしも一つのやり方に拘らないですし。
嘉穂もよくその意図を汲んで、無駄なく的確に自分の役割を果たしますよね。

個人的に嘉穂の言動は序盤から気になっており、こよみは自分の駄目さ加減や魔法の修得の悪さを嘆いてますが、端で聞いてる彼女はいつもどんな気分だったのかなと……
幾らプログラムを組むのに長けていて頭が良くても、コードが見えない彼女は魔法使いとしての才が乏しいわけで、非常に偏っているとはいえ、凄まじい力を発揮するこよみの方が将来性があるはずです。
今回、「頭がいいだけが取り柄」とさらっと言ったのは色々な意味で大人だなと思ったものでした。

こよみのあの性格はよく「ウザい」と言われるようで、確かにその通りなんだけど不思議と嫌いじゃなかったです。何のかんのでいつも身体張ってるし、誰かに責任転嫁する事がないからかな、と思うのですけど。
ジギタリスと友達になって解決しようとするあたりが如何にも彼女らしいのですが、あの辺の掘り下げにもう少し尺を取ってくれてたら……というのが少し残念かも。

欠点は多いけど「観るんじゃなかった」とは思わない、妙に憎めない作品でした。
■通りすがりさん、コメントありがとうございます!
>構成やその他に色々難がある作品で、人に勧めるには躊躇しますけど、感情的には好きかもしれない

そうそう、そういう感じで、上手く言葉に出来なかったのですが共感してくれる方がいて良かったです(笑

>美鎖にしても嘉穂にしても、本当の意味で頭が良い

たしかにそうかも知れませんね。
美鎖は自分のやり方にこだわるかと思いきや、柔軟に状況に対応していましたし。
嘉穂もアミュレットもらっただけで良く美鎖の意図が分かったなぁと、かなり感心させられました。

>嘉穂の言動

なるほど、あまり注目していませんでしたが、彼女も複雑な心境だったかもしれませんね。
こよみは自分はダメだと言いつつも結局は天才タイプの魔法使いでしょうし、それに比べると嘉穂は地道な努力の人という感じですかね。
そう考えると、「頭がいいだけが取り柄」という台詞にも相当いろいろな感情が込められていたのか…最終話をもう一度見直したくなってきました。

>こよみのあの性格

私も嫌いじゃなかったですよ(笑
過去編でもそうでしたが、とにかく友達想いなんですよね。
友達のためには考えるより先に動くというタイプで、意外と熱血っぽいところもあり、アニメの主人公らしかったと思います。

こうして考えてみると、欠点は多いけど憎めないアニメと思えるのは、キャラの魅力に支えられていたからなのかも知れませんね。
素っ頓狂な話ですいませんが、今しがたネット配信で最終回を見ました。「自分の個性とどう付き合っていくか」という主題については、私もそう思います。というか、漠然と思っていたことを言葉にしていただいた感じですね。「あなたはあなたらしくいて」というのが通奏低音になっていて、それが最後の弓子の「あなたは魔法使い失格ですわ!」にまで逆説的につながっていたと思いますね
ジギタリスがなぜこよみを認めたのかについては原作でも多少消化不良の部分がありますね。というか原作では「難しく考える部分」がもっと強いので??というのももっと強いと思うのですが、一つには老クリストバルドの「呪いが贈り物」というのが鍵だと思います。原作ではもう少し描写が丁寧で、これがひ孫の勝利を信頼した彼が与えた試練であり、そのクリアの条件は「最後は友達に助けてもらうこと(えっ!)→そういう友達を作ることが本当の課題」ということが示唆されています(いや、いいけど、今思うとひどい爺さん 笑)
力の意味、個性の意味という主題については、原作ではこの後新たな謎が…(汗)原作の桜坂さんは今はむしろ普通のSF作家として有名ということのようですが(なんと筒井康隆から絶賛されたと…)、このシリーズもちゃんと完結させてほしいですね(笑)
ホアンはちょっと情けないキャラになってしまいましたが、浜田さんの演技自体はすばらしかったと思います。特に最後は彼の歪んだ情念が浮き彫りにされていて、やはりすばらしい声優さんですね
最後に…戦闘シーンというのは個人的な印象としては、凄く上手い方と下手な方の落差がきわめて大きい領域だと思いますね。先日、なのはA'sの再放送を見てあらためてそう思いました。草川監督はやはり「こうして、こうして、こうする、どうだ!」というのが鮮やかに組み上がってる感じですね。それと比べると…実はまだけんぷファーを見てませんが、どんな具合に仕上がってるのですかね
原作押しで各所にお邪魔した作品でしたが、他人事とはいいながら気に入ってくださったのは嬉しいことでした。ちなみにご存知でしょうが、今回下敷きになっている原作5巻のタイトルは「たったひとつじゃない冴えたやりかた」ですね(笑)
それでは失礼します
■westernblackさん、コメントありがとうございます!
ジギタリスがこよみを認めた理由について記事では深く触れませんでしたが、こよみの友達発言が、孤独を感じていたジギタリスの心に響いたからではないかなと私は解釈しました。

そもそも弓子がジギタリスを受け入れてしまったのも、ジギタリスが抱えていた孤独に共感してしまったからですよね。こよみの発言は両者の孤独感を一気に溶かしたのではないかなと。

原作にあったという老クリストバルドの試練は、孤独だった弓子が友達を得るという物語の一つの側面を強調する意味があったのでしょうね。
たしかにこうした補足があれば、私が上記のように感じていたことももっと明確に、分かりやすくなっていたかもしれません。

桜坂さんは、私は作品自体は未読なのですが、ラノベから一般文芸に進出されたようですね。この「現代魔法」もファンタジーでもありますがSFでもありますし、SF作家として評価されるのも何となく納得です。
桜庭一樹さんとも親交があるようで、彼女のようにもうラノベには戻ってこないのではという心配もありますが…たしかに、シリーズはしっかり完結させてほしいですよね…。

戦闘シーンですが、私はスタッフさんの名前を憶えるようになったのが最近ということもあり、人によってどれほどの差があるのか良く分からなかったりします(汗
NOMAD自体、あまり戦闘シーンで良いものを見た憶えが無い、という程度の印象はあるのですが…。
監督さんによってどういうカラーがあるのか、これからもっと注意して見てみたいと思います。

…何だか返答になってなくてすみません(汗

これからも気に入った作品があれば遠慮なくプッシュしてください(笑
■コメントの投稿
コメントありがとうございます。アニメの記事について、原作のネタバレなどアニメ本編で明かされていない情報の書き込みは控えていただくよう、お願いいたします。


管理者にだけ表示を許可する

 

■トラックバック
いつもお世話になっております。TBの多重送信、誤送信は気付き次第こちらで対応いたしますのでお気になさらず。

まあ、無難に終わりましたね。 最終回は意外な展開がほとんどなかったかな。 こよみはおぱんちゅ穿いてなかったような(ぇ ラスボスに憑依された弓子ちゃんをこよみが助ける流れは王道でしょう。 純粋なこよみの姿がよかったですね。 聡史郎もろとも異世界へ…って...
 最後はやはりたらいオチ。そうでないと落ち着きませんよね。前半の嘉穂が最高でした。散々酷いことも言っていましたが…。
友情はいつまでも
弓子の体を使って復活したジギタリス。 美鎖は弓子ごとジギタリスを異世界に飛ばすコードを用意していた。 こよみは弓子を犠牲にできいと、...
どんな時でもあなたはひとりじゃないよ~、つないだ手は はなさ~ない~、信じてるあの日の絆、強い想いが~♪ 昔も今も弓子を全力で救う、そんな森下こよみが好き!! 弓子とこよみちゃんは運命によって出会い、絡み合い始めた極上の百合!!よくわからない現代魔法を最後
最終回なのであります。
 よくわかる現代魔法第1巻(初回生産限定)第12話「TMTOWTDI」(終)弓子の中からジギタリスが覚醒し、街を焼き尽くそうとする。だが、美鎖はすでにジギタリスに対抗するためのコードを用意していた。なんとそれはジギタリスを弓子ごと異世界に飛ばしてしまうものだっ...
第12話『TMTOWTDI』よくわかる現代魔法 Blu-ray 第1巻 初回限定版今回は・・・最終回ですね。
アニメ よくわかる現代魔法 最終回 第12話 「TMTOWTDI」 よくわかる現代魔法 第1巻 [DVD](2009/10/23)戸松遥浅沼晋太郎商品詳細を見るBlu-reyはこちらよ...
弓子の体を借りて現代に蘇った<ジギタリス=フラン=マラキア> 弓子の体ごとジギタリスを異世界に吹き飛ばすことで、永遠にジギタリス...
森下こよみはドジで駄目な自分を変えようと魔法を習う決意をする。 しかしそれは現代魔法というコンピューターを使う魔法で・・・
ラストは今までの集大成といった感じで綺麗にまとめられていたので好印象でした。 仕込み期間が長すぎたのは残念ですが、各エピソードで語られていたあれやこれやが一気に収束していった分、情報量が濃密になったのは良かったかと。 大筋としては前回の時点で予想がつい?...
ストーリーはいまいち釈然としないけれど、勢いがあったのでまとまったかと。よくわかる現代魔法 第12話(最終回)「TMTOWTDI」 の感想です。 ...
   瀕死だったはずの弓子が突然変異し蘇った! 一体何が起きたのか?    それは、ジギタリス・フランマラキア復活を意味する。    ジギタリス・フランマラキアとは、過去に10万人以上を大量虐殺した悪逆無道の魔法使い &nbs...
ホワンとギバルテスでは敵キャラとしては存在感が薄いなと思っていたところへ、ラスボスに魔女ジギタリスを弓子に転生させての最終話。 弓子の先祖が封印したジギタリスに、今度は彼女が操られるという皮肉と悲哀をもっと現しても良いと思うのだが、最終話だけでは難しい...
よくわかるタライ魔法 よくわかる現代魔法 Blu-ray 第1巻(2009/10/23)寿美菜子生天目仁美商品詳細を見る
ギバルテス面白すぎる
【TMTOWTDI】 よくわかる現代魔法 第6巻 [DVD]出演:寿美菜子販売元:ジェネオン・ユニバーサル発売日:2010-03-25クチコミを見る ある日巨大なタライが空から降って来ました・・・ 
よくわかる現代魔法 第12話「TMTOWTDI」です。 「よくわかる現代魔法」も
ジギタリスのコードが形成され、突如暗雲立ち込める秋葉原…。こよみたちはあの魔女と戦い異世界に送ることを決意します。しかしそれにはジ...
よくわかる現代魔法 最終話「TMTOWTDI」です とうとう現代魔法も最終回。復活したジギタリスとの決戦です。 ちなみにタイトルのTMTOWTDIは「たった一つじゃないさえたやり方」とかいう意味だったと思います。Perlかなんかのキャッチコピーです。 今回?...
よくわかるという題名なのにぜんぜんよくわからないのだが・・・OTL こういう設定とかを難しくしてある物語ってアニメ化に不向きかと思われ...
姉原美鎖 最大の不確定要素 は、嘉穂と思われ。 たった一つの冴えたやり方。 ゴーストスクリプトで 弓子ごとジギタ...

プロフィール

ソウロニール

Author:ソウロニール

素敵な銀髪少女を求めて今日も二次元の彼方へ。

ブログ内検索

ランキング参加中


にほんブログ村 アニメブログへ

クリックしていただけると
励みになります

カテゴリー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。